確定申告や予定納税などで税金を自身で支払う(給与天引きではない)ケースというのがあります。
国税庁が指定する支払い方法には、電子納税、スマホアプリ納税、クレジットカード納税、コンビニ納税(QRコード)があるのですが、スマホアプリ納税がお得です。
クレジットカードのポイントとか支払手数料とか、細かいことを気にしない人は別にどれで支払ってもいいんですが、自分で税金を支払うような人は結構な金額(数十万以上)を払う人もいると思うので、気にしておくとちょっと得した気分になります。
支払方法による違い
支払いによって得られるポイントといえばクレジットカード支払い時のポイントがありますが、税金を納めるときにクレジットカードで支払うのはやめましょう。支払い金額に応じた決済手数料を取られます。
数万円の納税であれば数百円で済むんですが、高額になると地味に無視できない金額になります。例えば、60万円納税するなら5,016円も決済手数料を取られます(以下のサイトで決済手数料を計算できます)。
国税クレジットカード支払いサイト(決済手数料計算もこちら)
そこで、スマホアプリ納税という手法を使います。これはPayPayやR Pay、d払い、Amazon Payといった決済アプリを指します。スマホアプリ納税は決済手数料がかかりません。
Amazon Payの支払いがお得(AMEXクレカの人向け)
僕はAMEXのクレジットカードでポイントを貯めているんですが、その場合はAmazon Payがお得です。※他のクレジットカードも当てはまるかもしれません。
AMEXのクレジットカード(僕が保有しているのはマリオットボンボイAMEXプレミアムとAMEXゴールドプリファード)は、決済額に応じたクレジットカード側のポイント積算があります。
多くのカードでは、決済アプリを介してのクレジットカード利用はクレジットカード側のポイント積算率が悪くなります。
(参考)AMEXクレジットカードのポイント加算対象外/積算率変更
クレジットカード | 通常ポイント積算率 | 決済アプリ使用時 |
マリオットボンボイAMEXプレミアム | 100円=3マリオットポイント | 200円=3マリオットポイント |
AMEXゴールドプリファード | 100円=1ポイント | 200円=1ポイント |
しかし、Amazon Payというのはクレジットカード紐付けだけでなく、事前にAmazonサイトでAmazonギフトカードを購入してチャージするという仕様もあります。この場合、クレジットカードはあくまでAmazonサイト上での(ギフトカードの)買い物にしか使っていないので、通常ポイント積算対象なんです。
AMEXゴールドプリファードならさらにお得
対象加盟店でのお買い物で100円=3ポイントに。Amazonでの買い物も対象です(2024年12月現在)
※年間利用上限50万円まで
つまり、ポイント積算率は以下のようになります。
クレジットカード | 通常ポイント積算率 | 決済アプリ使用時 | 対象加盟店利用 |
マリオットボンボイAMEXプレミアム | 100円=3マリオットポイント | 200円=3マリオットポイント | – |
AMEXゴールドプリファード | 100円=1ポイント | 200円=1ポイント | 100円=3ポイント |
もちろん、クレジットカードの年間利用額基準を満たしたいときにも役立ちます。1回で数十万の支払いは逃せないですね。マリオットボンボイAMEXプレミアムなら年間150万円利用で翌年ホテル無料宿泊、年間400万円でマリオットプラチナ会員が付きますし、AMEXゴールドプリファードは年間200万円利用で翌年ホテル無料宿泊が付きますね。
国税支払いの流れ
お得にポイントを獲得し、クレカ決済手数料を回避するスマホアプリ納税の流れは以下です。
- STEP1クレジットカードでAmazonギフトカードを購入
ここではAMEXのクレカを例に進めます。普通にAmazonサイトで買います。
- STEP2AmazonギフトカードをAmazonアカウントにチャージ
Amazon Payからギフトカード残高払いができるようするため
- STEP3国税支払いサイトでAmazon Payを選択し支払い
Amazonギフトカードを購入&チャージ
まずはこのリンクからAmazonギフトカードを購入します。即チャージ(都度チャージ)とか、コードがメールで来て自分で反映するタイプとかいろいろあります。ポイントを積算したいクレジットカードで購入します。
チャージが終わるとこちらのページにAmazonギフトカードの残高が表示されます。Amazonサイトから、アカウントサービス>お客様の支払い方法と進んでも確認できます。
Amazon Payのアカウント登録
僕は最初にAmazon Payを始めるときに混乱したんですが、Amazon Payは他社のPayPayやR Payのようにアプリがあって支払うようなものではなく、Amazon Payに対応したWEBサイトでの支払い時にAmazonアカウントに登録されたクレカやチャージ済みのAmazonギフトカードから支払うというモデルのようです。
App Storeで探したけどアプリが全然見つからなくて戸惑ったんですが、必要なのはAmazonアカウントとAmazon Payへの登録です。
国税庁のサイトから支払いサイトに行きます。国税庁のホームページに「国税スマートフォン決済専用サイト」と記載されたリンクがあるので、そこからアクセスするようにしましょう。
注意事項をチェックして次へを選択します。
使用したい支払い方法を選択します。ここではAmazon Payを選択します。
納付情報を入力します。整理番号がある場合はその記載を、納付先税務署は管轄税務署を選択します。
納付する国税を選択します。
課税期間や申告区分は、国税庁から届く案内に記載があります。確定申告や予定納税(予定1期、予定2期)は申告区分で選択します。
以下の画面からAmazon Payを選択します。
ギフトカードにチャージがある状態でアクセスすると、以下のように残高が表示されます。
最後に納付内容を確認して、納付を選択します。
これで納付は完了です。
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